ドゥ・ハルヴ・マーン醸造所 De Halve Maan で道化師に出会う

ブルージュは快晴です。アントワープを発った時は雨模様だった空もブルージュに近づくにつれ明るくなり、すっかり晴れて青空になりました。

 

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ホテルから徒歩2分、ワル広場 Walplein にやって来ました。オープンエアのカフェが賑わっています。こぢんまりとしたいい雰囲気の広場です。

 

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運河には白鳥の姿。

 

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橋から北側をのぞむと聖母教会 Onze-Lieve-Vrouwekerk が見えます。 もうすぐ20時ですが空はまだ明るい。夏のヨーロッパは陽が長く、日没は22時頃です。

 

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ワル広場に面したブルージュ唯一のブリュワリー、ドゥ・ハルヴ・マーン醸造所の入口。「De Halve Maan」は英訳すると「The half Moon」、半月の意味。ここではブリュワリーの見学ツアーがあり、公式サイトで予約を受け付けています。

 

www.halvemaan.be

 

私はツアーには参加せずブリュワリーのレストランで夕食を取りつつビールを飲もうと、公式サイトを利用して日本から予約を入れていました。夕食が食べられるのは木曜から土曜の3日間だけ。

 

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すでに見学ツアーは終わっている時間のせいか店内は思ったより空いています。ニュースペーパー風のメニューがおしゃれ。

 

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15世紀末ブルゴーニュ領ネーデルランドの君主マクシミリアン1世(後の神聖ローマ帝国皇帝)がこの地を訪問した際に、浮かれ騒ぐ市民の様子を見て「ブルージュはバカばかりだ。」と言った故事に由来するビール「Brugse Zot」のラベルでおなじみの道化師。(Zot=Fool、つまり道化師)

 

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コースメニュー。サーモンタルタルとムール貝をオーダーしたのですが残念なことにムール貝は売り切れ、しかたなくトマトのカルパッチョにしました。

 

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お隣のテーブルの下ではジャックラッセルテリアがおやすみ中。イタリア人のカップルでローマから来たようでした。

 

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まず1杯め。ブルッグス・ゾット・ブロンド Brugse Zot Blond ALC6.0%、その名の通り明るいゴールド。フルーティな味わいです。これならいくらでも飲めそう。 

 

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サーモンタルタル。なかなか美しい盛り付けです。酸味の効いたさっぱりとした味付けがビールによく合います。

 

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トマトのカルパッチョ。ほんとに切って並べただけでした(笑) ローストしたジャガイモはホクホクでおいしかった。

 

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2杯めはブルッグス・ゾット・デュッペル Brugse Zot Dubbel ALC7.5%、ぶどうやプラムのような香りと風味があります。

 

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あっという間に閉店時間の21時になり、もうひとつの看板ビールであるストラフェ・ヘンドリク Straffe Hendrik を飲み損ねてしまいました。買って帰って部屋で飲むことにします。

 

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ワル広場も人が少なくなってきました。私もホテルへ戻ります。