出発予定時刻の20分前になるとTG930便の乗客はラウンジのエントランスに集められて、再びグランドスタッフの案内で搭乗ゲートへと移動します。
ゲートはC7。スタッフの女性に先導されて優先搭乗口から入りましたが、もうひとつの搭乗口からはエコノミークラスの乗客がどんどん入ってくるのでボーディングブリッジの中は大混雑です。しかし彼女は「Excuse me.」と言いながら、乗客たちを軽やかにかわしてアッパーデッキの入口へと進んで行きます。まったく手慣れたものです。
ファーストクラスシート
座席は1Aです。足元にあるのはマットレスとスリッパ。
後ろから見た図。
前から見た図。
ウェルカムドリンク
眠くて頭がフラフラでしたのでアルコールは辞めてお水をいただきました。
アメニティ
リモワのポーチの他にパジャマが配られます。身長が162㎝の私はMサイズを勧められたのでそれにしましたがちょっと大きめでした。
0:07タキシング開始、ほぼ定刻です。
ベッドメイキング
水平飛行に入りシートベルト着用サインが消えたので、さっそくトイレでパジャマに着替えました。A388の広いトイレはこういう時に便利です。
この後ドリンクサービスと1回めの食事があるのですが、全部お断りしてベッドメイキングをお願いしました。クルーは「マッサマン・カレーを用意したのに…。」と残念そうな顔です。
そうです、実は事前にマッサマン・カレーを予約していたのです。申し訳ないと思いましたが、いかんせん私の胃はカレーを受け付けそうにありません。今はカレーより優先すべきは睡眠なのでした。
ベッドメイキング完了。ブランケットの端を折り、デンドロビュームの花を添えて、シートベルトをVの字に配置、となかなか美しい仕上がりです。
夜食
7時間ほど眠って目が覚めました。キャビンの中は寝静まっています。最後に食事をしてから15時間近く経っていたのでさすがに空腹を感じます。そこでメニューを開きました。
「Anytime Cuisine」は6品。パッタイにも心惹かれましたがこの後朝食のサービスがあることですし、蝦ワンタンスープをいただくことにしました。
適度な塩加減の暖かいスープがとてもおいしく感じます。蝦ワンタンはすこし柔らかめでしたが、これなら合格点です。
蓋付の器に入った薬味。
ワンタンスープの後はフルーツを勧められたのでいただきました。
機内Wi-Fi
食後は機内Wi-Fiを試してみました。無料で利用できるのは20MBまでなので1時間もしないうちに終わってしまいましたが、SNSとメールをチェックするくらいならば十分でした。「flightradar24」で搭乗しているTG930便の機体記号を調べるとHS-TUD、成田から乗ってきた機体が使われていました。
朝食
到着まで2時間を切った頃、朝食のサービスが始まりました。パンはクロワッサンだけいただきました。コーヒー、シリアル入りのヨーグルト、フルーツ。
ポーチドエッグは2つ、ベーコン、ソーセージ、きのこのソテー。正直言って夜食にいただいたワンタンスープの方が断然好みでした。
食後にファスト・トラックのカードが配られました。
キャビン
明るくなったのでキャビンの中を見回してみました。この便も12席あるファーストクラスは満席です。乗客は7割がたがアジア人で占められていました。
キャビン前方、トイレと反対側のスペースはちょっとしたラウンジ風になっています。近くにギャレイがあるにもかかわらず、あまり使っている人はいなかったようです。
7:09パリ・シャルル・ド・ゴール空港へ到着しました。
フライトデータ
航空会社:タイ国際航空
便名:TG930
搭乗日:2017/08/11
路線: バンコク→パリ
機体記号:HS-TUD
機材:Airbus A380-841
座席番号:1A
搭乗クラス:ファースト