雨でなかったらもう少し街を歩いてみたかった、そう思わせる雰囲気がアントワープにはありました。言葉を交わした人は数えるほどでしたが、会話の端々にほどよい距離感(くだけ過ぎず、かといってよそよそしさはない)を感じて心地よかったです。日本語に劣らずマイナーなオランダ語圏なので、みなさん英語が上手でした。それも良かった。
名残惜しい気持ちのまま駅に向かいます。
画像出典:Wilomedia
アントワープ中央駅。駅前に建っていた大きな観覧車が邪魔をして、こんな姿を写真に収めることができませんでした。
以前は木造だった駅舎は10年間をかけて現在のような形に建て替えられました。美しい大理石を用いた中央のドームはまるでどこかの大聖堂のようであり、鉄とガラスを使ったトレイン・シェッド(プラットホームにかかる屋根)は当時の最先端を行くデザインだったのでしょう。「世界で1番美しい駅」ランキングの常連なのもうなずけます。
街中でもよく見かけたPanos、チョコレートショップのLeonidasやベルギー最大手の通信会社BASEなど、グランドレベルにはたくさんのショップがありました。
駅の東側にはBNPのATMがあったのでキャッシングを利用しましたが、結果的にここが1番レートがよかったです。(クレジットカードよりも)
ヨーロッパの主要駅にありがちな折り返し運転を解消するため地下に南北に通じるトンネルを造ったこの駅では、Thalysなどの高速列車は地下2階のホームの発着、私の乗る15:06発のICは1番上の階から出発です。
http://www.plantlocationeurope.eu/pdf/brochure-antwerpen-en.pdf