プランタン=モレトゥス博物館を出て次はルーベンスハウスへ向かいます。霧のように細かい雨が降っているので、傘をさしていても全身くまなくしっとりと濡れてしまいました。
ショーウィンドウもすっかり秋冬ファッションです。
市内各所で借りて返すことができる公共のレンタサイクル。こんなお天気ではさすがに使う人がいないようです。
スクッタースホフ通りはブランドショップがいっぱい。
有名ブランドが軒を連ねる様はさしずめミラノのトルナヴォーニ通りといった風情。
ブランドショップを抜けると特徴的な建物が見えてきました。Grand Café Horta グラン・カフェ・オルタ。
この建物はヴィクトール・オルタが設計し、政党Parti Ouvrier Belgeのためにブリュッセルで建てられた人民の家(Maison du Peuple 1895-1899年)が基となっています。1965年に解体されましたが、一部がアントワープに移設されて今ではカフェとして利用されています。
ルーベンスハウスに近いこのカフェでランチをいただくことにしました。
天井が高い開放的な空間。ひとりゆえの悲しさで隅っこの席に案内されました。
店内を見渡すとサラダなどの軽めの食事とビールやワインを楽しんでいる人が多いようです。
私はパスタを食べることにしました。
ビールはシメイ・ブルー Chimay Bleue 4.20€。
シメイの中では唯一ヴィンテージ入り。私がいただいたのは2016年。カラメルソースのような香ばしさがありつつ、フルーティーな口当たり。
飲み干すと食道のあたりがちょっと熱くなります。
アルコール度数は9.0%でした。どおりで。
そしてパスタはカルボナーラ17.50€。
結構いいお値段ですが東京のイタリアンレストランのような上品な盛り付け(裏を返せば物足りない)とは違って量があり、食べても食べてもなかなか減らない。2人でシェアするといいのかも。
最初はあまり味がしないなぁと思いながら食べてましたが、時間が経つにつれてパンチェッタからどんどん塩気が出てきてかなり塩辛くなりました。