まさかの iPhone 紛失事件

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ちょっとしたアクシデントは旅につきものです。ここでは2016年1月にやらかした飛行機の中にiPhone 6を忘れた(落とした)という事件(?)について書いてみます。

 

初台北、しかも2人旅

事件(?)当時の状況について。

幼なじみといってもよい友人H嬢と一緒に2泊3日の初めての台湾(台北のみ)旅行でした。もっぱらツァーでしか旅行したことのない彼女を私の得意分野である個人旅行へ引きずり込んでしまったので、飛行機のチケットから宿泊ホテルまで私がほぼ全て手配(支配?)していました。

 

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連れが居るという安心感からか、注意力が散漫になっていたのは否めません。
心に隙があると行動もおのずとそうなってしまうのでしょう。そして台北松山空港へ到着してすぐ事件は起こりました。

 

タクシーの中で気がついた!

雨だからホテルまでタクシーで行こうか、とH嬢と乗りこんだ車内で「iPhoneがない‼︎」と気がつきました。どこかで落としたのか、置き忘れたのか。…最後に使ったのはいつだったっけ??? ザワザワした気持ちを抑えて必死に記憶をたどります。

飛行機を降りるときiPad miniと一緒にショルダーバッグに入れて…それからは1度も使っていないから…もしかしたら入れたつもりで落としたのかも。ということは飛行機の中⁈

バッグの中をゴソゴソ探っている私に、「どうしたの?」とH嬢が尋ねました。

心の声:(…どうしよう、よけいな気を遣わせちゃうなぁ。いつもみたいにひとり旅だったらよかったのに。でも黙っているわけにもいかないし。) 

覚悟を決めて白状しました。

べあとりす:「あのね、iPhoneがないの。」
友人H嬢 :「えっ!」
べあとりす:「飛行機を降りる前にiPadと一緒にバッグに入れたのに、iPhoneだけ入ってないからたぶん落としたんだと思う。」
友人H嬢 :「…どうする? 戻る?」
べあとりす:「いや、このままホテルまで行っちゃおう。それでホテルの人に頼もう。」

心配するH嬢に、「大丈夫、大丈夫。」と半ば自分に言い聞かせるように強がるものの、内心ではイライラ。ホテルまでの道のりが長く感じられました。

 

ホテル到着、そして…

ようやくホテルに到着。焦る気持ちをなんとか抑えてチェックイン。

 

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チェックインが済んだところで、おもむろに「実はお願いがあります。」とこれまでの経緯を説明をしました。フロントのスタッフは日本語が堪能だったので状況をすぐさま理解し、その場でチャイナエアラインに電話を入れてくれました。
便名・座席番号・iPhone 6の特徴を伝えると、「それらしいiPhoneが届いている。」と10分ほどで確認が取れました。
ホッとしたのと同時に身体中の力が抜けました。やれやれ。

 しかしまだiPhoneの回収が残っています。本人確認が必要なのでチャイナエアラインのオフィスまで引き取りに来てほしいとのことでした。
これには少し悩みました。もしもひとり旅ならすぐに引き取りに行ったかも。でもそのときはH嬢に遠慮する気持ちのほうが強かったし、時間のロスが惜しかった。2日後の帰国の際に空港で受け取ることにしてもらいました。

友人H嬢 :「さすがに旅慣れてるよねー。判断が的確というか、落ち着いたもんだね!」

…いいえ、そんな慰めは心が痛むので辞めて下さいな。そもそもこんなことしでかしちゃう時点でもうダメダメです。

 

2日後、空港で無事に再会

私が初っ端からこれだけ派手にやらかしたので、その後の旅行中の行動に対する戒めにはなったようです。2泊3日の旅行中、2人とも他には何も問題は起こりませんでした。

しかしiPhoneを引き取りに行かないという判断はやはり間違っていたのかもしれません。通話はしないし、写真はミラーレス1眼で撮ればいいし、LINE・メール・ネット接続はiPad mini 2があるからそれでいいと思ったのですが、旅行中ずっと不便を感じる結果になりました。

 

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バッグからいちいちミラーレス1眼を出して写真を撮るのは面倒くさいし、なにより食事の写真が上手く撮れない。マニュアル設定で接写したのが裏目に出て、見事にピンボケ写真ばかりになってしまいました。やはり使い慣れているガジェットが1番です。

帰国日、空港のチェックインカウンターで瀕死状態(バッテリー切れ)のiPhone 6にようやく再会できたときには、心の中で「おかえり。」とつぶやいていました。

 

ふりかえり

「判断が的確」というのはH嬢のお世辞だったとしても、チャイナエアラインとの交渉に第3者(ホテルのスタッフ)を介したことは正解でした。直接交渉するよりずっと冷静に対応できたと思います。

それにホテルのスタッフには日本語が通じましたが、チャイナエアラインのスタッフ相手では下手な英語で説明するしかなく、軽いパニック状態だった私には言葉がスラスラ出てきたとは到底思えません。本当にあの時のホテルのスタッフには感謝しています。