CAVAのワイナリー巡り FREIXENET-フレシネ-

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バルセロナ滞在5日目。この日はスペインの代表的スパークリングワインであるカヴァの生産地サン・サドゥルニ・ダノイアまで出かけて2つのワイナリーを巡りました。

 

 

R4号線に乗る

カタルーニャ広場駅から出発

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カタルーニャ広場の地下から近郊線のR4号線に乗ります。地下にはメトロの改札もあるので間違えないように確認してから改札を通りました。

 

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サン・サドルニ・ダノイアまで行く電車は30分に1本の間隔で走っていますが、定時運行には期待できそうにないので(笑)、ホームに降りたら液晶モニターで運行状況を確認しました。

 

直通電車を選んで乗車

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サン・サドゥルニ・ダノイアまで乗換なしで行くためには、

  • ヴィラフランカ・デル・ペネデス Vilafranca del Penedes 行
  • サント・ヴィセンク・デ・カルデルス Sant Vicenç de Calders 行

のどちらかに乗らなくてはいけません。サント・ヴィセンク・デ・カルデルス行がちょうど2分後にやって来るようです。

 

座席は右側がおすすめ

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最初地下を走っていた電車はサンツ駅を過ぎた頃から地上に出ました。ちなみに席は右側に座るのがおススメです。車窓からモンセラットの山々を眺めることができます。

 

サン・サドゥルニ・ダノイア駅

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バルセロナから約50分でサン・サドゥルニ・ダノイア駅に到着しました。

 

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ホームからフレシネのワイナリーが見えています。これなら迷いようがありませんね。

 

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バルセロナに到着してから1日おきに雨に降られていましたが、この日は朝から雲ひとつない快晴。やはり天候がよいとテンションがぐっと上がります。いい気分。

 

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駅を背にして左側はもうフレシネ社の敷地です。

 

フレシネに到着

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道なりに歩くとワイナリーの入口がありました。ツァーの参加希望者は右へ。

 

エントランス

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先程駅から見えていた立派なエントランス。ボトルの形をしたクラシックカーがあるのがいいですね。

 

レセプション

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中へ入って受付をします。とりあえずどこへ行ってもニッコリ笑って「Hola!」(こんにちは)と言っておけばOK、後は英語で問題なし。予約をしたこと、FREIXETRENを購入したことを伝えて受付は完了です。

 

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リストバンドタイプのチケットとグラスワインの引換券をもらいました。

 

ツァー開始

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ツァーの参加者は15人、ガイドはヴェロニカ Veronica という名の笑顔がチャーミングな女性です。ラテンの国にありがちな「R」の音の強い英語ではなく、とても聞き取りやすい綺麗な英語で説明してくれました。

 

フレシネの歴史

最初にフレシネ社の歴史を説明する10分程度のショートムービーの上映があります。

フレシネという社名は創業家が保有していた農場の名前「ラ・フレシネーダ」に由来していることや、1914年からカヴァの生産を始めたこと、現在ではカヴァの生産量世界一を誇ることなどがフィルムの中で語られます。

 

カヴァ=洞窟

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いよいよ地下のセラーへと降りて行きます。かつては洞窟(カヴァ)の中でワインの熟成をおこなっていました。今は地下の奥深くでワインを熟成させています。

 

シャンパンと同じ製法

カヴァの製造方法はシャンパンと同じ。ワインと酵母を瓶に詰め瓶内で二次発酵をさせることにより発泡性のワインになります。

両者の違いはブドウ。

フランス北部のシャンパーニュ地方で造られるブドウは酸味が強いため、シャンパンは製造過程の最後にドサージュと呼ばれる補糖をおこないます。 しかし温暖なイベリア半島産の糖度の多いブドウから造られるカヴァは補糖をしない、あるい微量の補糖しかおこないません。それがカヴァ独自の香りと味わいになるのだそうです。

 

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カヴァに使用されるブドウの品種はパレリャーダ parellada、マカベウ macabeu、チャレッロ xarel·lo の3つ。

 

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地下が熟成に適しているのは、

  1. 温度・湿度が一定である
  2. 振動による影響が少ない
  3. 洞窟と同様に光が届かない

という3つの理由から。

 

地下4階で眠るカヴァ

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セラーの最深部、地下4階は18mの深さがあるそうです。

 

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すこしカビ臭い空間で無数のカヴァのボトルたちがひっそりと出荷の時を待っていました。

 

トロッコに乗車 

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最後はみんなでトロッコに乗って地上に向かいます。

 

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ボトリングの様子も眺めることができました。

 

いよいよ試飲タイム 

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さあ、お待ちかねの試飲タイム。エレベーターで4階まで上がり、明るく広いラウンジで他のツァーの参加者と一緒に頂きます。

 

Brut Nature Reserva

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最初は今月のカヴァ、ブリュット・ナチュール・レゼルヴァ。

 

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ナチュールは補糖をしていないタイプ。なのでキレッキレの辛口でした。これは好みだ~♡

 

Elyssia Gran Cuvée Brut

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2杯めは受付でもらったチケットと引換でいただけます。エリシア・グラン・キュヴェ・ブリュット。

 

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こちらは補糖タイプ。カヴァの代表的な3種類のブドウの他にピノ・ノワール Pinot Noir がブレンドされています。辛口ですがふんわりとした甘みも感じます。これもおいしい♡

 

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2杯の試飲では物足りない場合、有料でお好きなカヴァを追加オーダーできます。

 

ショップ

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試飲が終われば自由解散です。地上階まで降りると、強制自動的にショップの中に誘導されるルートです。

買って帰りたいのはやまやまなんですが、この後もう1か所ワイナリーへ行く予定なのでここでは購入しませんでした。最終的に駅まで戻ってくるのは確実なので、そのときに買うことにしましょう。

 

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ショップの入口。ツァーに参加しなくても外から自由に入ることができます。ワインだけ買いに来る人もいるのでしょうね。

 

感想

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さすがカヴァ最大手だけのことはあって施設も充実していましたし、試飲したワインもグレードが高いよいものでした。ワインが好きな方ならばバルセロナからのショートトリップにお勧めかと思います。