仙巌園の見学をひと通り終えるとすでに13:30を過ぎていましたのでランチをいただくことにします。
鯛しゃぶ御膳@桜華亭
仙巌園の中にはいくつかレストランがありますが、その中の「御膳所桜華亭」に入りました。薩摩郷土料理御膳をいただくこべきところなんでしょうが、豚肉嫌いの私としては無難に鯛しゃぶ御膳で。アラ汁までずっしり食べ応えがありました。
桜島を眺めながらのんびり。
ランチの後は尚古集成館を軽く見学して次の目的地に向かいます。
旧鹿児島紡績所技師館
旧鹿児島紡績所技師館宿舎(通称:異人館)は薩摩藩が紡績の技術指導のために招聘したイギリス人技師の宿舎です。こちらも「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産登録されています。
カゴシマシティビューに乗って行けますが、仙巌園から近いので歩いて行きました。1日乗車券に付いていた割引クーポンで入場料が100円引きになります。
建物は木造2階建。設計はイギリス人技師、建築は日本人大工が行いました。
ドアノブの位置がずいぶんと低いのは大工さんの認識の違いです。障子や襖の引き手の位置と同じつもりで作っていたからです。当時の日本では立ったまま障子や襖を開ける習慣はなく、膝をついて開けてから中に入るのがマナーでした。初めて造る洋風建築に試行錯誤していた様子が伺えますね。
天井の仕上げや引き戸などはまるで日本建築、和洋折衷感たっぷりです。
木造建築ということもあり火事を恐れて火を使うキッチンや浴室は別棟に設けたそうです。せっかく招いた技師たちに何かあったら困りますものね。
再びカゴシマシティビューに乗車して天文館まで移動。2つめのミッションである「天文館むじゃき」の白熊を食べにいきます。異人館から天文館までは約20分。
「水曜どうでしょう」にも登場
「水曜どうでしょう/対決列島」で大泉さんと安田さんが走ったあのG3のアーケードを奥へ奥へと進んで見つけました。
天文館むじゃきの白熊
到着したのは16時近く、ちょうどみなさんお茶する時間帯。店内はほぼ満席でしたが運良く待たずに入れました。メニューを見ると白熊にもいろいろと種類がありますが、ここはオーソドックスな白熊のレギュラーサイズをオーダーします。
しばらくして白熊登場。上から見ると熊の顔になっているそうです。熊に見える?
これはなかなかのボリュームですね。「ICE MONSTAR」のマンゴーかき氷にも負けないかも。白いかき氷を口に含むとホロっと溶けて優しい甘さが広がります。
食べ終わった頃には舌がシビれてきました。おいしかったー。帰る前にもう1度食べたい。
夕食のお店探し
ミッション2つを完了したところで本日の観光は終了です。ここからは市電(トラム)に乗ってホテルに向かいます。チェックイン後、しばらく部屋で休憩。夕食はどこで食べようか口コミのいいお店を検索していました。
19:30を過ぎたのでホテルを出て外へ。予約はないけれどひとりならばなんとかなるかもと思って最初は1番街にある「半漁人」へ行ってみました。しかし案の定満席で入れませんでした。 そこで1本西側のベル通りにある「海鮮居酒屋貴宝丸」へ。
ところがこちらも満席とのことで断られてしまいました。あらら。困ったなぁ。仕方なくお店を探しに中央駅方向へ引き返し始めました。
不意に背後から呼びとめられました。振り向くと貴宝丸のスタッフのお姉さん。
「カウンターが空きましたのでどうぞ。」
わざわざ追いかけて呼びにきてくれたのです。ありがたい!
海鮮居酒屋貴宝丸
カウンターには焼酎が並んでいます。
プレミアムモルツをいただきます。
ホタルイカのあたりめ。
あおさと小海老のかき揚げ。
土曜の夜ということもありお店はとても賑わっていました。客層は圧倒的に地元の方々で年齢層も幅広かった。いいなぁ、みんな楽しそうに飲んでる。ひとりだとちょっぴり寂しく感じます。