里山の別邸 下田セントラルホテル ★3

下田相玉温泉にある 里山の別邸下田セントラルホテル に1泊しました。

きっかけは一休.comから届いたメール。宿泊日限定の特別プランの案内でした。温泉(ココ重要‼︎)露天風呂付客室が1室2名利用で5万以下、もちろん2食付きです。即予約を入れました。

今回は Over80後期高齢者 の母の誕生日祝いを兼ねた2人旅です。

 

www.shimoda-central-hotel.co.jp

 

 

アクセス

伊豆急下田駅から無料の送迎サービスがあります。マイクロバスなので乗合ですが、乗車前にアルコール消毒が必要だったり座席が決まっていたりと、感染対策はしっかりされているようです。

 

チェックイン

画像は公式サイトよりお借りしました

下田駅を13:45発のバスに乗りホテルに着いたのは14時過ぎでした。里山の別邸と銘打つだけあって、のどかで緑豊かな環境の中にあるホテルです。つまり周囲には何もないということですね。

ロビーのソファーでウェルカムドリンクを頂きながらチェックイン。その際に夕食と朝食の希望時間を伝えます。チェックイン開始時間は15:00からでしたが、14:30にはお部屋に入れてもらえました。

 

館内MAP

https://www.shimoda-central-hotel.co.jp/facilities/pdf/building_plan_view.pdf

館内MAPによるとプールやテニスコートがあるんですね。なんと卓球場も‼︎ 温泉旅館の王道です。

 

露天風呂付客室

画像は公式サイトよりお借りしました

アサインされたのは102号室 田牛とうじ 。下田の地名だそうです。これはちょっと難しくて読めませんね〜。客室の広さは51㎡、定員は4名です。

 

和室にはテーブルと椅子。お菓子の他に除菌用のウェットティッシュとマスクケースが置かれていました。

 

奥はツインのベッドルーム。4名で宿泊する場合は和室にお布団を敷いてってことですね。

 

水廻り

洗面台にリネン類とバスローブなど。

  • 綿棒
  • 歯磨きセット
  • シャンプー
  • コンディショナー
  • ボディソープ
  • ヘアブラシ
  • シャワーキャップ
  • ヘアターバン
  • コットン

アメニティも豊富です。シャワールームから露天風呂にアクセスできます。

 

こちらのホテルは自家源泉が4本あるそうです。泉質は飲泉もできるpH9.4のアルカリ性単純温泉。

信楽焼の浴槽には常時温泉がなみなみと注がれています。湯量が豊富なんですね。熱いお風呂が苦手な私でもゆっくり浸かれる温度でした。

 

温泉で暖まったらウッドデッキのテラスで少し涼み、またお風呂に入るというのもよいですね。

 

ミニバー

カウンター上には電気ポットとコーヒーマシン。冷蔵庫の中には無料のドリンクが入ってました。夏みかんサワーとミネラルウォーターです。名前にサワーがついていますが炭酸ではなく乳酸菌入りでした。

クローゼット他

クローゼットには浴衣とパジャマの両方が用意されていました。足袋ソックスも。浴衣に合わせてカゴが2つ。浴衣で眠るのはなかなかにテクニックが必要なのでパジャマがあるのはありがたいです。

下段にはセーフティBOXがでーんと鎮座。

部屋の隅には空気清浄機も完備。

 

大浴場

画像は公式サイトよりお借りしました

滞在中1度(私だけ)大浴場へ行ってみました。露天風呂とスチームサウナが併設されています。

このホテルはお風呂のない客室が半数以上なのでそこそこの人が利用していますが、混雑しているというほどではありません。

湯上り処ではよく冷えた瓶牛乳がいただけます。

 

ドリンクサービス

ロビーにはコーヒーマシンが置いてあり、いつでも淹れたてをいただくことができます。またこの時は日本酒の試飲サービスもあって1杯いただきました。

下田の地酒で 黎明 というとてもフレッシュな純米吟醸酒でした。キヌヒカリというお米で造られているそうです。

 

庭を散策

食事の前に敷地内を散策しました。花と緑とさくらの小径 と名付けられた庭。早春の伊豆は河津桜が有名ですが、見頃はすでに終わっています。

 

河津桜のピークは過ぎて桜が咲くにはまだ早い、そんな中途半端な時期だからこそお得なプランで利用できたのでしょうね。これが1〜2週間時期がズレていたらきっと満室だったでしょう。

 

夕食

食事はレストランでいただきます。レストランは2階に2ヶ所あり、夕食の会場は レストラン・桜 です。テーブル席と掘りごたつ席がありますが、案内されたのはテーブル席でした。

 

食前酒:果実酒
先付:焼きよもぎ豆腐
前菜:金目鯛奉書、蛍烏賊木の芽味噌、車海老大徳寺、鶏松風、しその実こごみ

 

造り:伊勢海老、勘八、本鮪、烏賊

 

台物:白湯鍋、あまぎ軍鶏つくね、野菜

 

凌ぎ:穴子道明寺蒸し

 

焼物:鰆菜種焼き 筍土佐煮、明日葉胡麻和え

 

口替り:豌豆黄身、セロリ甘酢、〆鯖梅肉

 

名物:金目鯛煮付け
留椀:潮汁
食事:キヌヒカリ
香味:3種盛り

 

甘味:うすい豆羊羹、苺、生チョコ山葵

 

お料理は最高級とは言わないまでもどれも工夫を凝らしていておいしかったです。1番好みに合ったのは 白湯鍋 です。臭みのない上品な鶏の出汁に鶏つくねの味が染みて、スープのおいしいことと言ったら‼︎ 同行した母の意見も同じでした。

ご飯は試飲をした日本酒の材料にもなっていたキヌヒカリ。粘りが控えめでぱらっとした口当たりでした。

 

朝食

朝食はもうひとつの レストラン・欅 でいただきました。こちらはブッフェスタイルです。

 

平均的なホテルの朝ごはんですね。オムレツはオーダーしてから焼いてくれます。

 

スイーツも少し。

 

チェックアウト

チェックアウト後11:10に出発する送迎バスに乗り、スタッフの方たちに見送られてホテルを後にしました。

バスの出発前には支配人からご挨拶と宿泊のお礼がありました。数多くのホテルに宿泊してきましたが、こんなことは初めての経験です。また私たちの乗ったバスが遠ざかるまでの数分間、スタッフのみなさんは手を振ったり頭を下げたりと最後まで徹底した接客態度でした。

 

総評

コロナ禍で集客に苦労していた時期だったと思います。そのような中で客室・部屋付きの温泉・食事・接客、全てにおいてとても満足のいく滞在でした。コスパを考えるとこれほど満足度の高かったホテルは初めてだったかもしれません。

また足の悪い母を気遣ってか、ロビーやエレベーターに近い1階の客室にアサインされたり、夕食のレストランもテーブル席だったりと、こちらがお願いした訳ではないのですが細かな配慮がされていました。

帰宅して1週間ほど経った頃、支配人のお名前で宿泊の御礼ハガキが届きました。たかがハガキ1枚かもしれませんが、このような心遣いがまた利用したいと思わせる秘訣かなと思います。