中伏木駅から伏木駅へ 伏木万葉大橋を歩く

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朝食を食べにやって来た「きときと食堂」のある新湊漁港(射水市)から、次の目的地の氷見漁港(氷見市)まで移動しました。

その途中、伏木万葉大橋ふしきまんようおおはしを徒歩で渡ることで移動距離をショートカットすることができました。

 

 

 

ぶりかにバスに乗れなかった

そもそも橋を渡ることにしたのは、新湊ー氷見を最短時間で結ぶ「ぶりかにバス」の予約が取れなかったから。

乗車日の5日前までに予約しないといけなかったのに、すっかり忘れてしまって気づいた時には締め切り日を1日過ぎていました。とんでもないうっかりミスです。

予約サイトではすでに予約不可になっていましたが、往生際悪く富山地鉄の乗車券センターにダメもとで電話もしてみたんですけどね、あえなく玉砕でした。

 

www.chitetsu.co.jp

 

乗り換えに足を使う

代わりの交通手段となると、電車にしろバスにしろどれもいまいち遠回りになってしまうのが悩ましい。ぶりかにバスは河口にある橋を渡って湾岸線を最短ルートで走るというのに…。

ん⁈

地図を眺めていて突然気が付きました。

バスが渡れる橋なら徒歩でも渡れるのでは⁈

そうです、かつてこの小矢部川河口には渡し船が存在していました。その昔、源義経 も渡ったという「如意の渡し」です。

 

ja.wikipedia.org

 

渡し船は橋の開通時に廃止されましたが、船を日常的に利用していた自転車(に乗った人)は今はこの橋を渡っているはずです。

 

万葉線の中伏木駅からJR氷見線の伏木駅まで、この橋を渡って行ければかなりショートカットになりますね。

 

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こういう場合は航空写真表示に切り替えて確認します。すると地図では読み取れなかった脇道が見つかりました。これなら徒歩でも行けそうです。

万葉線東新湊駅

さて、朝食を終えて店の外へ出ると空はすっかり雲に覆われていました。雨が近づいて来た予兆でしょう。降らないことを祈りつつ、万葉線の東新湊駅まで歩きます。所要時間は5分ほど。

 

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東新湊駅には人の姿はありませんでした。 

 

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2両編成の万葉線がやって来ました。赤くてかわいい❤️ 中伏木駅までは6駅、所要時間は13分。乗客は私の他に3人だけ。

途中、落語家立川志の輔の母校である富山県立新湊高校の近くを通ります。なんで知ってるかって?? それは志の輔師匠自らが説明してくれたからです。実はこの万葉線の車内アナウンスを担当しているのが志の輔師匠なんですね。

 

万葉線中伏木駅

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万葉線中伏木駅に到着しました。当然というか降りたのは私だけでした。東新湊駅もそうでしたが駅前というにはあまりに寂しい風景です。それゆえに雰囲気はありますけど。

この付近は2017年公開の映画「ナラタージュ」のロケ地だそうです。

 

www.asmik-ace.co.jp

 

伏木万葉大橋

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川に向かって歩いて行くとすぐに伏木万葉大橋が見えて来ました。歩行者は右側の車線ではなく、左側の赤い矢印の先に続く道を行きます。

 

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この橋は、

  • 橋長610m
  • 河川に架かる中では富山県一の長い橋

だそうです。

 

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橋には数か所展望バルコニーが設置され、奈良時代に越中国守としてこの地に赴任した大伴家持の和歌を刻した歌碑があります。

 

ja.wikipedia.org

 

家々の屋根が連なるその奥に立山連峰のシルエットが浮かんで見えました。晴れていたらさぞかし絶景だったでしょうに。

 

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歩いているのは私くらいかと思いましたが、橋の中ほどで反対方向から歩いてくる親子連れとすれ違いました。 

こういう時はどちらからともなく挨拶をかわしますよね。私は「こんにちは」と声をかけたのですが、先方が発したのは耳慣れない言葉だったのでよく聞き取れませんでした。

もしかしたら富山弁で挨拶によく使われる「まいどはや」だったのかもしれません。

 

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釣り人発見。

 

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踏切を渡るともうすぐそこに伏木駅が見えます。

 

如意の渡し 

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伏木駅前のローターリーには源義経と武蔵坊弁慶の像があります。 

歌舞伎の「勧進帳」におけるの安宅の関の件はこの如意の渡しでの出来事が元になっていると言われています。

 

www.city.takaoka.toyama.jp

 

JR氷見線伏木駅

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中伏木駅から所要時間22分でJR伏木駅に到着です。ロータリーに客待ちのタクシーが1台だけ停まっていました。