ルクセンブルクの宿は旧市街にあるグランド・ホテル・クラバットです。旧市街のホテルの中では比較的リーズナブルな料金設定だったので選びました。
「建物が古い」という口コミは読んでいたのですが、そういうホテルはヨーロッパにごまんとあるのであまり気に留めていませんでした。まさかそれが試練の始まりだったとは。
ロケーション
バス停からも10分以内、街歩きにもまあまあ便利な場所です。
レセプション
ホテルに到着したのは9:35。荷物だけ預かってもらおうとチェックイン。対応してくれた厳しい顔をしたオジイサマ、「
「…バスタブは付いている?」
「イエス。」
「それならOK。」
交渉成立です。荷物を預かってもらい、「30分後にまた来るね。」と言ってホテルを後にしました。
ツァーの予約とお買物
まずホテルからすぐのギョーム2世広場にある観光案内所へ行き、ルクセンブルク大公宮殿のガイドツァーを予約しました。7月と8月の夏の休暇の間だけ見学が可能です。
ついでに大公宮殿の場所の下見に行ってきました。
最後にシメイ通りのスーパーMONOP'に寄って、1ℓのエビアンを購入してホテルに戻るとちょうどいい時間。部屋に入ることができましたよ。
フロアレイアウト
アサインされたのは212号室です。コーナーにあるため5角形に近い変形の部屋。 スーツケースを転がして入口からまっすぐエントリーできないのが難ですね。
客室
クローゼット
入口を入ってすぐの突き当たりにあるクローゼットも変形。奥行きが左右で違います。中にはベッドカバーが無造作に置かれていました。 セーフティBOX有り。
バスルーム
鏡付きの収納棚があるのが便利なバスルーム。バスローブは2人分ありましたが、アメニティはシャンプー・リンス・石けんだけ。もちろんスリッパはなし。掃除機ホースのドライヤーがホテルの古さを物語っています。
ベッドルーム
SAMSUNGのTVはやや小さい。
広くも狭くもない、ひとりならちょうどいいサイズです。
ミニバー
ごくごく平均的なミニバー。
壁にあるはずのものが…
ぐるりと部屋を見渡してみて何となく違和感が。( ̄□ ̄;)!!
エアコンがない⁉
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そうでした。ヨーロッパは日本に比べると冷房の普及率が低いのです。古い建物は構造上エアコンの設置が難しいということもありますが、ルクセンブルクの8月の平均最高気温は22℃、今年のような猛暑は想定外ということでしょう。
すべてのホテルがそうとは限りませんが、暖房はあっても冷房がないホテルは旧市街には結構存在しているのです。だから窓のよろい戸が降りていたのか…。
フランスやドイツの例をあげてみましたが、光を遮ることで室温が上がるのを抑えているのですね。
せめて扇風機でもあれば…。チェスキークルムロフのホテルは冷房はなかったけど、扇風機は置いてあったのに。
これから午後にかけてどんどん気温が上がり、室温も比例して上がります。観光している間はいいけれど、夜はいったいどうなることやら。試練の夜になりそうです。