台湾滞在3日目、高雄に別れを告げて台南へ移動しました。高鐵(台湾新幹線)で? いいえ、在来線の台鐵です。それも区間車、つまり各駅停車に乗ってのんびり行きました。
区間車で行こう
高雄から台南への移動は台鐵縦貫線が便利。高鐵を利用すると途中2回の乗換が必要になり時間も余計にかかってしまいますが、台鐵ならば高雄駅からダイレクトで台南駅に到着できます。
バリアフリーではない駅舎の中を荷物を抱えてウロウロするのはとってもストレスフル。だから乗換がないのはとても重要です。
自強号(急行)ならば35分で到着しますが、急ぐ旅でもないのでローカル感たっぷりの区間車で行くことにしました。
時刻表を調べるには台鐵のアプリが便利です。
高雄駅ふたたび
前日に屏東まで往復したので勝手は掴めている高雄駅。この日は北上するので屏東行きとは逆方向、2番ホームから乗車します。
この日は大晦日、でも旧暦を使用している台湾ではいつもと同じ普通の日。朝の時間帯ということもあってか混雑もなく構内は静かなものです。
余談ですが、高雄駅のコンコースは東急線の大岡山駅に似ているなと思いました。大岡山駅はもう少し規模が小さいけど。
1本前の自強号が発車した直後のホーム。ほぼ人の姿がありません。
09:21発の区間車に乗りました。車両はまだ新しくきれいです。座席の向きがいろいろなのがおもしろい。
発車してしばらくの間は地下を走っていた列車は左営駅と新左営駅の間で地上に出ました。新左営駅に到着するとキャリーバッグを持った乗客が数人が降りて行きました。きっと高鐵に乗換えるのでしょうね。
来たぜ!台南駅
車窓を楽しみながら…と言いたいところですが、特に興味を引かれるもののなく(笑)定刻に台南駅に到着しました。乗っていた車両のほぼ全員が台南駅で下車。
南北に延びる長いホーム、古びた味のあるレトロな駅舎です。なんとなく南フランスの田舎町のような雰囲気ですが、行きかう人びとはがっつりアジア系です。
どうやら台南駅も高雄駅と同様にホームが地下に移動するようで、駅舎はその工事の真っ最中。
写真で観ていたノスタルジックな白亜の駅舎は、足場とネットに覆い隠されて無残な外観になり果てていました。
残念だわ。綺麗になった頃にまた来たいです。