搭乗開始時刻になったのでゲートへ移動します。3時間前はほとんど人の姿がなかったコンコース内も、7:30を過ぎて徐々に混雑しつつあるようです。
A7ゲートに到着。
搭乗待合室に入る前に搭乗券のチェックがありました。
キャビン
ビジネスクラスは満席です。機材はA340-600、2-2-2の座席配置はかなり狭く感じます。そもそも予約した時には機材はA350-900で配置は1-2-1でした。カタール航空はスケジュールや機材の変更がちょくちょくあるようですね。
シート
ところで私の席2Aにはやせ形の中年男性が座っていました。彼のチケットには2Bと座席が明記されているにもかかわらず、です。
クイーンズイングリッシュ独特の話し方からどうやら英国人のようですが、モニター画面に座席番号が表示してあるのにAとBを間違えるなんてことがあるのでしょうか。しれっとした謝り方といいこれは確信犯に違いないと感じました。些細なことかもしれませんがこういう厚顔無恥な態度にはイラッとさせられます。
窓側の収納スペース。
オットマンがめちゃ狭い。
シートリモコンは左側の肘掛部分にありました。 隣の英国人が視界に入らないよう少し後方にシートの位置を調整します。
リモコンとUSBコンセントは左側。
同じビジネスクラスとはいえ「Qsuite」に比べると快適さの面では格段に落ちますね。シートデザインは新しいのですがやはり狭さを感じます。
ウェルカムドリンク
ウェルカムドリンクは前のフライトと同じシャンパーニュのロゼ。背の高いグラスに気前よく注いでくれます。
9:18予定より1時間以上遅れて離陸。カタール航空は搭乗開始時刻を45分前に設定しているので、この狭い席にすでに2時間近く座っていたことになります。窓から見えるのはただひたすら砂景色。
水平飛行に入りクルーが食事のオーダーを聞きにやってきました。前のフライトとラウンジですでに2回朝食を食べてしまったので、今すぐには欲しくはありません。ランチとしていただくつもりでタイ風のビーフと春雨のサラダをお願いしました。クルーも心得たもので「Now or later?」と確認してくれます。 もちろん「later」です。
ドリンクサービス
「飲み物はいかが？」と勧められたのでいただいたイチゴとバナナのスムージー。ハーブが入っていてさっぱりした味です。
この後シートを倒してしばらく横になりました。
食事
そろそろランチタイムと体内時計が知らせたのでしょうか、2時間ほど眠ったところで目が覚めました。クルーを呼んで食事の用意をしてもらうことにしました。
準備ができるまでしばらく時間がかかるというのでビールを飲みながら待ちます。
30分ほど待ってテーブルセッティングが始まり、パンがサーブされました。3種類あるパンの中で1番よさげなフォカッチャを選んだのですが、しっとりという言葉には程遠いボソボソした食感です。ラウンジでも感じましたが、カタール航空はパンがあまりおいしくないですね。もしかしたらこれがカタールの標準的なパンなのかもしれません。さらに10分程経ってからようやくメインが登場。
春雨とマリネしたビーフ、味付けはスパイシー・ライム・ドレッシングとありましたが、スイートチリソースのような味でした。惜しむらくは上に散らしたハーブがパクチーではなかったことです。 食事のお供はボルドーの赤にしましたが、このビーフとの相性は微妙な感じです。
起きていると隣の英国人が視界に入るので、食後は再びシートを倒して横になりました。…もう眠れそうにないんですけどね。
14:36バルセロナ・エル・プラット空港に到着です。
隣の英国人は席を離れる際に私に向かってウインクしながら「バーイ！」と声をかけて去って行きました。私は無反応です。大人げないと言われればそれまでですが、
「気安くウィンクなんてすんじゃねーよ。」
というのが正直な気持ちでした。
フライトデータ
航空会社：カタール航空
便名：QR145
搭乗日：2018/04
路線：ドーハ→バルセロナ
機体記号：A7-AGC
機材：Airbus A340-642
座席番号：2A
搭乗クラス：ビジネス
