東北・北海道・北陸新幹線で導入している「グランクラス」の車内サービスが10月1日からリニューアルされるそうです。
大きな変更点は2つ。
- 洋食と和食から選べるリフレッシュメントに変更
- 専任アテンダントが2人から1人に削減
リフレッシュメントは冷凍商品で車内でオーダーを受けてから解凍して提供されるようです。
冷凍食品導入の理由は「食品ロスの削減」とのことですが、サービスの質の低下は免れませんね。
サービス改変を前に、昨年乗車した北陸新幹線のグランクラスの様子を紹介します。
グランクラスとは
グランクラスは飛行機のファーストクラスに相当するサービスを提供するとして、2011年3月より導入されました。1車両18席のみ、グリーン車の更に上位グレードの座席です。
北陸新幹線のグランクラスは12号車。東京発の下りでは先頭に、金沢発の上りでは最後尾の車両になります。
ラウンジが使える
JR東京駅から乗車するグランクラスの乗客は八重洲中央口にあるビューゴールドラウンジが利用できます。
車内の様子
デッキ


グランクラスのデッキ部。装飾は石川県の伝統工芸でもある美しい蒔絵のデザインです。コロナ禍前はアテンダントさんがここで出迎えてくれたそうですが…。
シート


2-1の座席配置。シート幅がゆったりと大きいためか前後のスペースがやや狭く感じます。
座面はふかふかで座り心地がよいです。リクライニングは最大で45度。フットレストの上がり具合はやや物足りない感じです。
シートリモコンに呼び出しボタンが付いているのですが、押してもアテンダントがやってくる気配がなく、故障中だったのでしょうか??? それともこれもコロナ対応?
アメニティ
スリッパはシート前のポケットに用意されていました。ブランケットが必要な場合はアテンダントにお願いして持ってきてもらうようです。
軽食
上野→大宮間を移動中に軽食のサービスが始まりました。グランクラスのロゴ入りオリジナルパウンドケーキとあられ付き。一緒にアルコールを含むドリンクの提供があります。
軽食はTVでよくお見かけする野﨑洋光氏監修の和食です。メニューは、
- 松茸ご飯
- いんげん
- 人参
- 蒟蒻煮
- 茄子煮
- ごぼう信田巻き
- ごぼう牛肉巻き
- 厚揚げきのこ和え
- 枝豆
- 穴子しそ揚
秋のメニューらしく松茸ご飯でした。…ごぼうが被ってましたね。器は紙製で食事の量もANAのプレミアムクラスでサービスされる軽食と似たり寄ったりですかね。
ドリンク
ドリンクはスパークリングワインをいただきました。スッキリした飲み口でなかなかおいしいです。朝のお酒は効くぅ。
ドリンクは飲み放題ですが、この後の予定も考慮してワインは1本だけ。
感想
富山までの2時間あまりは快適この上なくあっという間に過ぎました。新幹線に乗る機会があまりないので次はいつになるのか判りませんが、たまに贅沢をしたい時などはよいですよね。
今後のサービスがどのようになって行くのか興味深いです。