天気予報通り朝から雨、しかも土砂降りです。この日はサグラダ・ファミリアの朝1番のエレベーターを予約しているというのに…。
この雨でもエレベーターはちゃんと動くのかな、と思いながらホテルを出ました。わずか2、3分の地下鉄の駅まで行くのにあっという間にびしょ濡れです。
陽の光がないと薄汚れて見えるサグラダ・ファミリア。
生誕と受難、2つの塔
サグラダ・ファミリアには生誕のファサード側と受難のファサード側にそれぞれ塔があります。2つの塔はどちらも予約制の有料エレベーター(7€)で上ることができます。私は9:15の生誕のファサード側のエレベーターを予約していました。ただこのエレベーター、悪天候の際には運行中止になってしまうのです。
雨にもかかわらず大行列
こんな天気にもかかわらず入場待ちの長い列ができていました。そうですよね、みんな予約しているんだもの。エレベーターの予約時間ごとに列が別れていました。私も列に並びます。気温が低いので雨に濡れた体が冷えて寒い。
エレベーターは運行中止
長いセキュリティチェックの列を通過した後いよいよ中へ。急いでエレベーターの前まで行ってみましたが、 やはり運行中止でした。orz…
塔に登れないとあっては興味も半減です。テンションもダダ下がり。仕方なく教会の中を見学します。
主祭壇の天蓋飾り
主祭壇の天蓋はブドウの房や麦の穂で縁どられていました。
4人のエバンジェリスト
福音書を書いた4人の印です。赤はマルコで獅子。
緑はルカは牛。
青はヨハネは鷲。
そして黄はマタイで天使。
立ち上がって写真を撮ろうとすると、この赤いマフラーのお姉さんに叱られます。なのでみんな座って写真を撮っていました。
ステンドグラス
生誕の門側は青と緑色のステンドグラス。
そして受難の門側はオレンジです。色の対比が素敵。
前日に訪れたカサ・バトリョやカサ・ミラは独創的であっても共感できるところは少なかったのですが、この教会のまるで森の中にいるような内装は幻想的でとても美しいと思いました。陽の光があればステンドグラスが明るく輝いてさらに美しく感じたことでしょうね。
それにしてもバルセロナは乾燥していて暑いところというイメージがあったのですが、こんなに雨ばかりとは思いもよらないことでした。