ずいぶんと前になりますが、北イタリアの街サヴォーナの公設市場ですっぱいイチゴを買って以来、すっかり市場をそぞろ歩くことが好きになりました。海外、特にヨーロッパを旅するときは、訪問する街に市場があるかどうかをチェックするのが習慣になっています。
はじめに
カタルーニャ君主国時代の1217年に起源があるというサン・ジョセップ市場。バルセロナ市民からは「
市場の中には300を超える店舗があり、バルセロナ市民はもとより立地のよさで観光客にも大人気です。
市場の営業時間は月曜から土曜の8:00から20:30、日曜はお休みです。お店ごとに営業時間が異なりますので注意が必要です。夕方から夜にかけての遅い時間帯は営業していないお店が多くなります。
青果
この市場で1番店舗数が多いのは青果の店。
トマトとバナナがオブジェのように吊るしてあります。赤と黄色のコントラストがポップでかわいい。トマトはパン・コン・トマテ用の小ぶりなものです。
色とりどりのカットフルーツはどこでもだいたい2€前後で売っています。キウィ・イチゴ・パイナップルが詰まったカップをひとつ購入して摘みながら市場を歩きました。
魚
青果の次に多いのは魚介類の店。市場の中央に店舗が集中しています。左下に並ぶのはメルルーサですね。初めて見ました。顔が怖いです(^_^; 日本人にはおなじみのイワシやタラ、サーモンなどもあります。
もちろんマテ貝も売っています。おいしかったなぁ、マテ貝。買って帰りたいくらいですがそれは無理な話。帰国する前にまた食べてみたいです。
肉
精肉店では生肉よりも加工品を売るお店が多かったです。ハモン・セラーノがいっぱい。ハムやソーセージに混じってチーズも売ってました。
卵
卵だけを売るお店。市場だけあってパックよりも計り売りが主流のようです。
オリーブ
世界1のオリーブ産出国だけあってオリーブの種類も豊富です。しかも粒が大きい。オリーブ好きの身としては端からひとつずつ食べてみたい欲求に駆られてしまう。
オリーブオイルや真空パックにしたオリーブも置いてあります。お土産に買って帰りたいところですがなにしろ重たいので悩みどころです。その昔イタリアで500gの真空パックを2つ、計1キロのオリーブを買って帰ったこともありますが、今はとてもそんな体力はない…。
お惣菜
朝食が済んだばかりですが、これも食べてみたい。 午後から移動の予定でなければ買って帰ることもできたのに。残念です。
キッチン付きのアパートメントタイプの宿ならば、お惣菜を買って帰って部屋で夕食というのもアリですね。
終わりに
市場内のバルやレストランで食事も楽しめますし、見ているだけでも楽しい市場です。バルセロナ観光の予定のひとつに入れるのはいかがでしょうか。
できれば観光客で混雑する前の午前中の訪問がオススメです。混雑する時間帯はスリが多いらしいので、手荷物には充分注意して下さいね。