高松港の北、約10kmの沖合に浮かぶ小さな島、男木島を観光しているときに素敵なベーカリーカフェを見つけました。
アクセス
高松港からフェリーに乗船して40分、島の西側に位置する男木港に到着です。
雌雄島海運の「めおん2」、ちっちゃいボディの働き者です。
船を降りるとすぐ、スペインの芸術家ジャウメ・プレンサの「男木島の魂」が目に入ります。こちらは2010年の瀬戸内国際芸術祭の出品作で現在は島の交流館として使われています。
ここへ来た目的は「瀬戸内国際芸術祭」、島に点在する現代アートの数々を観るために海を渡って来たのでした。
ダモンテ商会
3つの山を持つ男木島は平坦な土地が少なく、傾斜地に石垣を積むことで宅地が造られています。港から上りが続く幅1m程度の道を歩くこと約3分。
築100年の古民家の納屋をDIYでリノベーションした「ダモンテ商会」があります。丸太の梁と柱に裸電球、少しずつ色味の違う板が並ぶ壁。観るからにナチュラル指向のカフェという雰囲気がします。ドアを開けて中へ入ると焼き立てパンの甘く香ばしい匂いが。
島についての予備知識がまったく無かった私は驚きで目を見張りました。まさか瀬戸内の離島にこのようなベーカリーカフェが存在するとは。
瀬戸内国際芸術祭が開かれるようになって以降、移住してくる人が少しずつ増えているのだそうです。新しい住人の方たちはこのようにパンを焼いてカフェを開いたり、私設図書館を造ったり、畑を耕してハーブを作ったり、それぞれ島での暮らしを楽しんでおられる様子。
深い香りの自家焙煎コーヒーと素朴な味わいのバナナケーキ。インテリアはすべて中古らしく、ツヤのないテーブルの天板には無数の細かい傷が走っていますが、それがかえって木の温もりを存分に伝えてくれるようです。
【住所】
香川県高松市男木町1916
【TEL】
非公開
【アクセス】
高松港から雌雄島海運フェリーで40分
男木港で下船 徒歩3分
【営業時間】
感染症対策で店舗は一時休業中
ネットストアのみ営業