今回の旅行では初めてUber(ウーバー)を利用してみました。マラッカ滞在時だけで3回乗車しましたが、とても便利でしたので記事にまとめてみました。
Uber(ウーバー)とは
ご存知の方も多いでしょうが、Uber(ウーバー)はタクシー配車サービスのことです。スマートフォンのアプリを使ってタクシーを探したり予約したりすることができます。アプリは日本でダウンロードしておきました。
利用登録はマラッカに到着してからおこないました。 クアラルンプール空港でDigiのプリペイドSIMカードを購入していましたので、登録したのはDigiの電話番号です。
クレジットカードを登録をしておけばキャッシュレスで利用できます。現金での支払いもできるようになりましたが、ドライバーもお釣りの用意をしなくていいのでカード払いの方が双方にとって便利ですね。
登録するとすぐSMSに4桁のコードが届きます。コードを入力してアクティベート完了です。
使い方
アプリを立ち上げると地図が表示されるので目的地を入力して車を探します。
車は3種類あり車種によって料金設定が違います。それぞれ料金の目安が表示されるので参考にして選ぶとよいと思います。↓に行くほど高くなります。
- uberX:大衆車(4人乗り)
- uberXL:大きめの車(6人乗り)
- ブラック:高級車(4人乗り)
私は1番安価なuberXを利用しました。車種を決めるとピックアップポイントを設定する画面に移るので、迎えに来て欲しい場所にピンを置いて配車を確定すれば完了です。
ドライバーの現在位置と到着までのおおよその時間が表示され、ドライバーと評価・メーカーと車種・車のナンバーがわかります。
乗車する
1回目:メガモールからマラッカ海峡モスクまで
マラッカ海峡モスクはマラッカ人工島の南端にあります。夕陽を見に行くつもりでしたのでマコタパレードでぶらぶらしながら時間を見計らっていました。18:00になったので車を依頼。マコタパレードの正面にはタクシー乗り場があったのでそこは避けて、通りを渡った向かいにあるメガモールの前をピックアップポイントに指定しました。
予定時間になるとドライバーから電話がありました。「聴覚障害がある」と表示されていましたが、普通に会話できたのでひと安心。車のナンバーを頼りに無事に落ち合うことができました。行き先を確認して出発です。タクシーよりも車が新しくてきれいだという評判通り、外観も内装もきれいで手入れが行き届いています。
車内ではドライバーとちょっとだけおしゃべり。
「日本人?」
「イエス、東京から来たの」
「電話番号がマレーシアの番号だったけどSIMカードを買ったの?」
「昨日クアラルプールに着いた時に空港で買ったの。」
「モスクへ行って夕陽を見るわけだ」
「うん、すごく楽しみにしてる。日本人乗せることは多い?」
「Uberを利用する日本人は多いよ。」
そうこうしているうちに10分ほどでモスクに到着。かかった費用は4.11RMでした。
2回目:マラッカ海峡モスクからホテルまで
モスクから帰る時はその場で車を探すのではなく、あらかじめ予約を入れておきました。予約の場合、到着時間は15分ほどの幅をみる必要があります。私の場合は19:20が希望だったので19:20から19:35の間に配車するという回答でした。
予定よりちょっと早く到着案内が届きました。モスクの駐車場に向かう途中でドライバーから電話があり「緑の車だよ」と言われたので、駐車場には結構車が停まっていましたが無事に見つけることができました。
ドライバーが言うには私が「今日5人目のお客」だそうで、ホテルまでは15分とかからず到着しました。料金は5.88RMでした。
3回目:ホテルからバスターミナルまで
3回目の利用はクアラルンプールへ移動する日。チェックアウト後ホテルのロビーで車を手配しました。
到着予定時間の少し前に車道に出て待っていたら、しばらくして車がやってきました。ドライバーがすぐに私に気がついたようで電話はありませんでした。
今回も国産車のプロトンできれいな車でした。たぶんサービスのつもりだったのでしょうが冷房がかなりきつかった(^^; クアラルンプール行きのバスが発着するマラッカセントラルのバスターミナルまでは15分ほどで到着。料金は6.27RMでしたが10RM分のプロモーションコードを使ったので支払いは発生しませんでした。
メリット
料金が明確で安心
あらかじめおおよその料金が判っているので安心して利用できます。メータータクシー以外を利用する際に発生する事前の料金交渉も必要ないですし、アジアの国に多い悪質なドライバーにメーターをごまかされたりボラれたりする心配がありません。
言葉の心配がない
ローカルなタクシーのドライバーだと英語が通じない場合もありますが、Uberのドライバーは英語が堪能です。またアプリでピックアップポイントと行き先を指定すればいいので、乗客側が言葉に不安がある場合でも問題なく利用できます。
評価制度がある
乗客がドライバーを評価する制度を導入しています。そのためドライバーはよい評価点をもらうためにフレンドリーに応対したり、車をきれいにメンテナンスしたり、いろいろと気を配っている様子が見てとれます。
乗車履歴がわかる
アプリで乗車履歴をチェックすることができるので、車内に忘れ物をしたときなどは便利です。
キャッシュレス
現金も使えますがクレジットカードで支払いできるのでキャッシュレスで利用できます。
デメリット
タクシーより料金が高くなる場合がある
天候・時間帯・ルートによってはなかなか車がみつからなかったり、通常のタクシーより料金が高くなる場合があります。実際クアラルンプール到着時にバスターミナルからホテルまでの車を探したところ、人気のルートだけに料金が高くなっていました。
事故にあったときの保証がない
認可を受けたタクシーとは違うので万が一事故にあった場合の保証がありません。
感想
個人的な意見ですが、マラッカのようなあまり交通機関が発達していない街で短距離を利用する場合にはすごく便利だと思います。特にマラッカのタクシーはメーター制ではなく交渉制なので、Uberを利用した方がストレスがなく安価ですみます。
逆にクアラルンプールのような都市ではある程度公共交通機関も充実しているので、あまりUberにこだわらなくてもいいような気がします。事実クアラルンプールに移動してからは、何度かUberで車を探してみたものの結局1回も使うことがありませんでした。選択肢のひとつくらいに考えておくとよいのではないでしょうか。