VELTRAで予約したバン・パイン宮殿&アユタヤ遺跡ツァーに参加(2)

前回記事の続きです。

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 2018-01-05

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バン・パイン宮殿の見学が終わった後は日本人町跡を経由してアユタヤ遺跡へ向かいます。

 

 

日本人町跡

16世紀初め、御朱印船貿易に携わった日本人たちが築き、最盛期には2000~3000人以上もの日本人が住んでいました。日本人の多くは、アユタヤの傭兵としてビルマ軍との戦いにも参戦。日本人町の町長、山田長政は22代ソンタム王から官位を与えられるほど大活躍しましたが、1630年に憤死。日本の鎖国で18世紀初めにはこの街も消滅、敷地内には石碑や2007年に日タイ修交120周年記念館が設立され、友好の歴史を知ることができます。

今回のツァーには日本人町跡の見学は含まれていないので、車中でガイドさんが説明するのみです。 時代がそうさせたというのもあるでしょうが、祖国から遥か遠く離れたこの地に渡った400年前の日本人たちは実に冒険心に富んでいたと思います。

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アユタヤ観光

アユタヤで最初の観光スポット、ワット・ヤイ・チャイ・モンコンに到着したのは9:30頃でした。さすがに結構な数の観光客、欧米人が多いようです。

 

ワット・ヤイ・チャイ・モンコン Wat Yai Chai Mongkon

1357年、アユタヤを建都した初代ウートン王がセイロン(現スリランカ)に留学中の修行僧たちの瞑想のために建てた寺院で、別名を「ワット・プラ・チャオプラヤータイ」といいます。また、遠くからでもひときわ目立つ高さ72mの仏塔は、1592年に19代ナレスアン王が象にまたがり一騎打ちでビルマ王子を敗り、ビルマ軍との戦いに勝利した記念の塔です。

Google マップ

 

こちらは遺跡でもありますが現役のお寺として今でも機能しています。本堂には沢山のお供え物とお参りをしている人が多数。

 

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 袈裟を着た涅槃仏

 

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 象に乗って戦うナレスアン王

 

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 高さ72mの勝利の塔

 

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 勝利の塔から仏を見下ろす

 

ワット・プラ・マハタート Wat Phra Mahathat

1369年~70年の2代ラーメスアン王が建てたという説と、1370~88年の3代ボロムラーチャー1世が建てたという説がある13世紀の重要な寺院の一つです。かつては塔の頂上が黄金に輝いていたこの寺院もビルマ軍の侵略により廃墟と化し、今は木の根の間に埋め込まれた仏像の頭や、頭部がない仏像、崩れ落ちたレンガの壁や礼拝堂の土台が残るのみとなっています。

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アユタヤまでやって来た最大の目的はこの遺跡にある樹の根に埋もれた仏(の頭部)を観ることでした。野ざらしなので仕方がないのでしょうが、お顔がずいぶん汚れています。雨が降ったらきれいに洗ってくれるのかな。

 

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 自然の力は計り知れない

 

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 頭を落とされた仏像

 

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 兵どもが夢の跡

 

ワット・プラ・シーサンペット Wat Pra Srisanpet

アユタヤ王宮内にあった最も重要な寺院で、バンコク王朝におけるエメラルド寺院のような存在。トライローカナート王時代の1448年に建立され、以降はここで宮中儀式が執り行われてきました。寺院のシンボルは、東西に並ぶ3基の仏塔で、それぞれにトライローカナート王(1448~1488年)とその王子らの遺骨が納められていたと言われています。

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こちらは戦後に修復されたこともあってワット・プラ・マハタートほどの廃墟感はありません。現在も修復作業中でところどころにネットが張ってあったり、石畳を敷き直している様子を観ることができました。

 

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 3基の仏塔

 

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 仏塔に登ってはいけません

 

仏塔に登って記念撮影をしているアホな日本人が多数いたのが残念でした。

 

エレファント・キャンプ

次はワット・プラ・シーサンペットの近くにあるエレファントキャンプへ。ここで希望者は象乗り体験ができます。私は象には乗りませんでしたが子象に餌をあげることにしました。おそるおそる餌を持ったを手を差しだすと長い鼻を私の手に絡めて餌を取っていきます。

しかーし!

鼻の先のねとねとした部分が手にぺっちょりとくっつくのです。
いやーん、気持ち悪ーい(>_<) 
すっかり気持ちが萎えて早々に切り上げてしまいました。

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 子象さんはカワイイけど…

 

ワット・ロカヤ・スターラム Wat Lokaya Sutharam

アユタヤの西方、クン・ペーン・ハウスの北側のうっそうと生い茂る広大な草原に悠々と寝そべる高さ5m、全長28mの巨大寝釈迦仏です。1956年に復元されたもので、80歳で入滅した仏陀をあらわしています。

Google マップ

 

周囲には何もなくただ草が生い茂っているだけの平地に寝そべる仏像。日陰もないので暑いでしょうに。

 

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 袈裟を着ていなかった

 

アユタヤはバンコクよりもずっと暑く感じました。冷房の効いた車での移動なので本当によかった。行く先々で自転車に乗って観光している欧米人を多く見かけましたが、そんな真似は到底できそうにありません。

(3)へ続きます