台南の中心部はとてもコンパクトにまとまっているので、主だったスポットはだいたい徒歩で廻ることができます。
度小月で軽めのランチを済ませた後、ホテルのチェックイン時間までの2時間あまり台南の街をぶらぶらと歩きました。
林百貨
日本統治時代の1932年、台湾南部初の百貨店として開業したハヤシ百貨店。現在は林百貨として2014年にリニューアルオープンしています。
店内は当時のレトロな内装そのまま。この建物だけでも一見の価値があります。
1階は台南土産、2階から上の階は雑貨や工芸品などを販売しています。どれも値段はやや高めで明らかに観光客をターゲットにした価格設定です。
この価格では地元の人は買いに来ないかもしれないですね。確かにどのフロアもお土産を求める観光客で賑わっていました。
赤崁楼
台南は日本統治時代の遥かに前、オランダ(東インド会社)に統治されていた時代がありました。その当時の建物がいくつかが観光名所になっています。ここ赤崁楼もそのひとつ。
赤崁楼は1652年にオランダ人に創設されたもので、もとはプロビンティア城(オランダ語で永遠の意味)と言われていましたが、のちに中国人に「赤崁城」、「番仔楼」、「赤毛楼」などと呼ばれるようになりました。明代、清代、日本統治時代と長い歳月を経ているものの、昔ながらの風貌がほぼ保たれています。
台湾観光局HPより
大陸からやってきたと思われる観光客を乗せた大型バスが横付けされていました。
大天后宮
道教の女神媽祖を祀った天后宮は孔子廟と同様台湾各地にあります。
大天后は1684年創建です。祭られているのは台湾でもっとも信仰を集めている「媽祖」です。媽祖は海の守護神で、旧暦の3月23日の誕生日には盛大なお祭りが繰り広げられます。
台湾観光局HPより
赤崁楼から近いのですが、少し奥まったところにあるせいかこちらはひっそりとしています。
50嵐
歩いているうちに喉が乾いてきたので途中見つけた50嵐でタピオカミルクティーを購入。いつものように少冰・3分糖でお願いしました。45元。
3年前初めて購入した時は30元だったのに…。年々物価が高くなっていくのはどこも同じですね。
合成帆布行
さて今回の旅ではどこかでドリンクホルダーを調達しようと決めていました。
2018年からドリンク用のビニール袋が有料化になり、台湾女子(男子も?)の間ではドリンクホルダーが必須アイテム。昨年3月の訪台時にドリンクホルダーを下げているおしゃれ女子を何人も見かけたのですよね。いいな、私もあれ欲しい!と思っていました。(おしゃれ女子じゃないけど)
林百貨でもいろいろと探してみたのですが、シンプルなデザインが少なくて気に入ったものを見つけられませんでした。値段も気に入らなかったし(笑)
そこで立ち寄ったのが合成帆布行。
こちらの帆布製品は色のバリエーションが豊富で、しかもデザインはごくごくシンプルです。
店先ではおばあちゃんが縫い上がった帆布製品の仕上げをしていました。
事前のリサーチによればドリンクホルダーは全部で9色、しかし店頭にあったのは赤・黒・黄・青・エンジの5色だけ。本当はグレーが欲しかったのですが無いものは仕方ありません。ちょっと派手だけど赤を購入。130元でした。
実は私、帆布製のバックって硬くてあまり好きではないのですよね。でもこちらの帆布は生地が柔らかいのが気に入りました。少し生地が薄いのかな? トートバッグだと柔らかすぎて自立しないのでしょうが、ドリンクホルダーだとちょうどいい感じです。