台湾の南西部に位置する都市、台南。歴史的建造物やレトロでノスタルジックな街並みが多く残っていることから「台湾の京都」などと例えられている古都です。
そして台南にはおいしいローカルフードもいっぱい。中でも特に人気があり台湾全土に広まっていったのが擔仔麵。
波が高く漁に出られない4月から10月までの副業として、漁師たちが天秤棒を担いで麺を売り歩いたのが擔仔麵の始まりと言われています。(擔仔=天秤棒)
台南ではまずこの擔仔麵を食べるべく、混雑必死の人気店に行ってきました。
度小月は1895年創業、100年以上営業している擔仔麵の老舗です。
到着したのは11時を過ぎたばかりでしたが、店内はすでに満席。店の前にはカップルが1組順番を待っていました。出直すのも面倒なので私も待つことに。
順番を待つ間、メニューを眺めながらオーダー表に記入します。擔仔麵には麺とビーフンがあるようですね。ここはやはりオーソドックスに麺をいただくことにしました。
30分近く待ってようやく店内へ。中はそれほど広くはなく、テーブルが3つとカウンター席。2階にも客席があるようです。
厨房とは別に擔仔麵だけは入口近くのこの場所で作っていました。
擔仔麵50元≒182円は少し大きめのご飯茶碗くらいのサイズ。蝦の出汁の効いたスープは文句なくおいしく、肉そぼろや刻みパクチーとの相性もばっちりです。 このスープだけお代わりしたいくらい。
ただ麺は日本のラーメンのようにもっちり感もコシの強さありません。意麺のように油で揚げているわけでもなく、口当たりはつるっとしていて至極あっさりしています。
うーん、こういうもんなのかな? 正直なところ、麺はいまいち好みではありませんでした。
インフォメーション
【住所】
台南市中西區中正路16號
【TEL】
+886 6 223 1744
【アクセス】
台鐵縦貫線台南駅から徒歩15分
【営業時間】
11:00~21:00