富山湾名物の 白えび が食べたくて新湊漁港にある きときと食堂 まで行ってきました。
台風13号が去った翌日、朝の富山駅。
雨の予報が出ていましたがなんとか晴れてくれました。これから徒歩を含めた移動が続くのでこのまま降らずにいて欲しい。
移動手段
さて新湊漁港までの移動手段をどうするか。
この日の最終目的地は氷見、ランチは氷見漁港でいただく予定です。逆算すると8時頃にはきときと食堂に到着したいところです。
ほぼペーパードライバーの私にはレンタカーを使うという選択肢はありませんので、公共交通機関一択です。
鉄道+トラム
あいの風とやま鉄道と万葉線を利用する標準的なルート。土日でも運行本数がそこそこあるのでわりと便利です。ただしいくぶん遠回りになります。
鉄道+路線バス
あいの風とやま鉄道と富山地鉄バスを乗り継いでいくルートです。
また射水市が運行しているコミュニティバス きときとバス も利用できます。ただし平日と違って土日は運行本数が限られてしまうのがやや不便なところです。
トラム+路線バス
トラム+きときとバスを乗り継いで行くルート。遠回りですが港に架かる新湊大橋をバスで渡ることができます。晴れていたら絶景が楽しめそうなのが魅力的。しかしこれもきときとバスの運行本数が数えるほどしかないので、時間が限られている旅人向きではありません。
路線バス+渡船
これはかなりマニアックなルート。新湊地区には港の造成工事に伴って廃止された鉄道や県道の代替交通手段として運航している、県営の渡船 越ノ潟フェリー があります。これを利用して束の間の船旅を楽しむのも面白そうです。
定期観光バス
富山地鉄バスが運行している定期観光バス ぶりかにバス を利用するルートです。
富山ー新湊ー氷見を直通で結んでいるので大変便利なのですが、第1便が10:05とスタートが遅いのがネックです。
ざっと調べただけでもこれだけありますので、選択肢が豊富なのが逆に悩みどころです。
何度も何度も検索を重ねてようやく選んだルートは次の通り。
あいの風とやま鉄道で小杉まで行き、
富山地鉄バスに乗り換えて立町で下車、その先は徒歩で向かうことにしました。
あいの風とやま鉄道
JR富山駅の北側にあいの風とやま鉄道があります。この旅で利用した交通機関の中ではJRを除いて唯一Suicaが利用できました。
通勤・通学の乗客がいないせいかとても空いていますね。車内はとても静かです。
車窓からのどかな風景を眺めつつ、
小杉駅に到着しました。
自動改札。
誰もいない駅。
富山地鉄バス
小杉では20分以上の待ち時間があります。その間バス停で待つのは私だけ。
ようやく来たバスに乗ります。立町で降りるまで15分間乗ってくる人もなく、最後まで乗客は私ひとりでした。
歩いていても人とすれ違うこともなく、車もめったに通りません。密とは無縁の世界です。
東橋
港に向かって歩く途中の運河で見つけた赤い屋根付きの橋。
スペインの建築家セザール・ポルテラ氏が基本設計を担当した、全国でも珍しい歩行者専用の屋根付きの橋だそうです。
きときと食堂
ホテルを出発してから1時間あまり、ようやくきときと食堂に到着です。この日、白えびのためにはるばる東京からここまでやってきた人間なんて他に居たのでしょうか。
ローカルの皆さんがお買い物に来たのでしょう、奥にある鮮魚店では行列ができていました。かなり気になったのですけど、買って帰れる訳ではないので覗きに行くのは辞めました。
中へ入ります。
店内にはご夫婦らしい年配の2人連れが一組、それ以外は男性のひとり客ばかりでもくもくと食事をされています。
時折カウンターの向こうのご主人だけが「はい、漬け丼いっちょう上がり!」などと声を出していました。
オーダーを聞いているとどうも漬け丼が人気のようです。皆さんお手頃価格でおいしいお魚を食べに来た地元の方ばかりなのでしょう。
確かに500円というのは魅力的です。私もちょっと心が動きました。でもここは初心貫徹、観光客まる出しで白えび丼をお願いしました。
白えび丼
白えび丼2,100円。お味噌汁は魚のあら汁です。大きな冷蔵庫の中にある小鉢を選んで追加する人もいましたが、私はこれだけで十分です。
透き通るような白さのえびは輝くばかり、口に含むとふんわりと甘くておいしいてとろけるようです。やっぱり頼んでよかった〜❤️ まさに至福の時間の到来です。
そしてご飯も負けずにおいしいです。少し柔らかめの炊き加減が私好み。いったいどの銘柄のお米を使っているのでしょう。ちょっと恥ずかしいけど聞けばよかったなと思いました。
インフォメーション
【住所】
富山県射水市八幡町1丁目1100
【TEL】
0766-54-0310
【アクセス】
万葉線東新湊駅から徒歩5分
【営業時間】
5:30~14:30 水曜定休
支払いは現金のみ