氷見での夕食は宿泊したホテルのレストランで頂きました。6,500円の懐石コースです。
温泉旅館とは違いビジネスホテルの場合は夕食はオプションです。車で来ている宿泊客ならば外へ食べに出かけたり、テイクアウトして部屋で食べることもあるでしょう。
私は車もないし温泉に入ったら外には出たくはないと思いましたので、ホテルの予約時に夕食も一緒にお願いしていました。
日曜・祝日が定休日のため、該当する日に宿泊するとこちらで夕食を取ることができません。予約の際には要注意です。
氷見旬菜 和海 -nagomi-
「氷見旬菜 和海-nagomi-」はルートイングランティア氷見和蔵の宿の1階にあります。宿泊客だけでなく外からの利用客もそれなりにあるようです。
コース料理をいただく場合は予約が必要ですが、それ以外の食事は席が空いていれば予約がなくても利用できます。ただこの日は19時までは満席と案内が出ていました。
席
掘りごたつ席とテーブル席があります。掘りごたつ席の様子は遮られていて見えなかったのですが、子供の声がしていたので人数の多い家族連れの利用客が多かったようです。
テーブル席はひとりもしくは2人連れのお客がほとんど。テーブルは1つ置きに間隔を空けて使用し、距離を保つように配慮されていました。
私の席はこちら。残念なことに照明の光の届かない隅の席に案内されました。(この写真は朝食の時に撮ったものなので、朝の自然光が入って明るく写っていますが)
すでに料理が何品かテーブルの上に並んでいます。せめて頭上にダウンライトのひとつもあればよかったのに。薄暗いとお料理が少しも美味しそうに見えません。
ドリンクメニュー
席に案内してくれたスタッフに「お飲み物はどうされますか?」と尋ねられました。テーブルにあったメニューを開いてしばし考えます。和食ですし、ここはやはり日本酒でしょうか。冷酒(立山)をいただくことにしました。
立山コース
胡麻豆腐・酒肴盛り合わせ・バイ貝と蛸の酢の物
スタッフから「メニューの順番より先に酢の物を出してあります。」と説明を受けました。
左:胡麻豆腐には秋らしく紅葉のお麩が添えられています。季節感を楽しむところが和食のよさですね。
右:ホタルイカの沖漬けは日本酒のツマミにぴったり。葉っぱで隠れていますが、富山らしく一口サイズの鱒の押し寿司もありました。
奥:酢の物は、
- まいたけ
- バイ貝(こりこり)
- タコ(ぷりぷり)
- きゅうり
- わかめ
- 食用菊
- ふき
- 赤こんにゃく
など、いろいろな具が少しずつ楽しめる工夫がされています。
季節の海鮮盛り合わせ
お造りはマグロ・鯛・かんぱち・甘エビ。
運ばれてきたまま写真に撮りましたが、お皿の向きが合っていないのでは? お料理にも正面というものがありますよね。
どれも新鮮でしたが、朝から美味しいお魚ばかり食べていたせいで特別美味しいとまでは感じられませんでした。
かんぱちの西京焼き
焼物もかんぱち。お造りと被っていますけど、これはコース料理としてはアリなんでしょうか。まあ美味しかったですけど。お皿が温められていたところに気遣いを感じました。
里芋の揚げ出し
煮物。ねっとりとした里芋に胡麻味噌タレが絡めてあります。タレの味付けはやや濃いめでした。
牛陶板焼き
頃合いを見計らってスタッフが等板焼きに火を入れてくれました。甘味のあるタレでいただきます。
桜海老ご飯
桜海老の炊き込みご飯とお味噌汁・香の物。
ご飯がすごく美味しかった。味付けもいいのですがやはりお米が断然美味しい。新米の季節というのもあるでしょうが、毎度こんなに美味しく感じるのはここ1ヶ月あまり糖質制限でお米を食べてなかったからかも。
なぜ糖質制限かって? それはそのコロナ太りのせいですよ。
柚子シャーベット
デザートは梨・グレープフルーツのジュレ・柚子シャーベット。暖かいほうじ茶と一緒に頂きました。
感想
ホールスタッフはきびきびとよく動き、お客に対する目配りも行き届いていました。お皿の置き方だけは残念な点でしたけれど、好感のもてる接客だったと思います。
19時を過ぎた頃から予約のないフリーのお客の姿がちらほら増えて、空けたあったテーブル席も人で埋まるようになりました。ただ密というほどではありませんでした。
食事は概ね美味しかったのですが、この内容にしては少し高いかなと感じました。
インフォメーション
【住所】
富山県氷見市加納443-5
ルートイングランティア氷見和蔵の宿1F
【TEL】
0766-73-1771
【アクセス】
JR氷見線氷見駅から徒歩35分
【営業時間】
6:30~9:00, 18:00~21:00
日曜・祝日定休
各種クレジットカード・電子マネー使用可