シャルル・ド・ゴール空港第1ターミナル。スターアライアンスのエアラインはこの古いターミナルに到着します。
ここへ来たのは1998年以来、この数年はエールフランスを利用していたため第2ターミナルばかりでした。
建設当時はさぞや斬新な近未来的デザインだったであろうチューブ状のエスカレーター。
今となっては天井の低い狭い空間はやや圧迫感があり、時代の流れを感じてしまいます。透明なのがまだ救い。
CDGVALでターミナル2に移動
ターミナル間を移動するシャトル「CDGVAL」に乗るのはこれが初めて。空港からパリ北駅までは何かと物騒と評判の悪いRER B線で移動します。
ターミナル3からでもRERに乗ることができますが、確実に座って行けるように始発駅であるターミナル2まで行くことにしました。
RER B線についてはこちら ↓ のサイトが詳しいです。
Aéroport Charles de Gaulle 2
第2ターミナルの鉄道駅はTGVとRER B線が乗り入れています。
空港からTGVでブリュッセルまで行くほうが実は楽ちんと知りつつ、Thalysにできるだけ長く乗っていたい私は危険を冒して(?)RER B線でパリ北駅に向かうわけです。
パリ北駅までの料金は10.30€、2016年の情報では10€でした。券売機の使い方にちょっと手こずりましたが何とかなりました。支払いはカードで。
改札を通りエスカレーターでホームへ降りるとちょうど電車が入線中。ここが始発なので間違いないとは思いましたが、念のため駅員に行先を確認をしてから乗りこみました。
初めて乗るRERの車内は思ったよりはきれいです。しかし座席の間隔は狭く頭上に荷物が置けるような棚もありません。さらに通勤時間帯とみえて途中駅でどんどん人が乗ってきました。東京の満員電車にはまったく及びませんが結構な混雑ぶり。
私のスーツケース(機内持ち込みサイズ)が邪魔にならないようにと気を遣っていたので、パリ北駅までの35分がとても長く感じられました。
北駅でひたすら待つ
パリ北駅も治安の悪さで有名です。あまりウロウロしたい場所ではありません。
Thalysの 1st class の乗車券ではSNCFのラウンジは利用できないので、とりあえずカフェで時間をつぶします。
保安検査はザル
Thalysは7・8番ホームからの発車です。セキュリティチェックがあると聞いていたので早めにホームへ行きました。まだホームを封鎖しているのですでに結構な行列ができていました。
8番ホームに先発の列車があったため、7番ホームへの入場開始は発車25分前。これで定時に発車できるのか?と少し危ぶみました。
セキュリティゲートを無視して進む乗客が多く、駅員も特に咎める様子もありません。私はゲートのある列に並びましたが、空港のようにスマートフォンやタブレットを別にするわけでもなく、大きな荷物をX線に通しているだけでした。
こんなザル状態のチェックに意味があるのでしょうか?
ようやく乗車
ともあれ無事に乗車完了です。
荷物は上の棚に収まりました。
率直に言って「狭い!」というのが第1印象です。座席の幅は広めですが、前後の間隔はエコノミークラス並み。新幹線の普通車だってもっと広いのに…と思ってしまいました。
そして残念なことに「汚い!」。2つ先の座席の床にはスナック菓子の食べかすが散らかったままの状態。掃除をしていないのがひと目で判ります。
なんだかちょっとがっかりだなぁと思っていたら、いつの間にか動いていました。
私の座席。進行方向を向いていてよかった。
パリの中心を抜けるとこんな風景ばかりが続きます。
ランチタイム
発車して30分も経たないうちに食事のサービスがありました。赤いグラスがかわいい♡
鮭のムースにポーチドエッグ、クスクス他。スイーツもあります。ドリンクは白ワインをいただきました。これがとてもおいしかった♪
食後はコーヒーとチョコレート。
あっという間にアントワープ
車内はWi-Fiが利用可能。座席にはコンセント(C型)もあるのでiPhoneの充電をしながら、iPad miniでSNSをチェック。
定刻より3分遅れてアントワープ中央駅に到着しました。
地下ホームからエスカレーターで上へ。
地上出口へ向かいます。