長崎に到着したばかりですが、さっそく午後から軍艦島クルーズに参加します。
私が予約した運行会社は「軍艦島上陸クルーズ」です。クルーズ船の名前は「ブラックダイヤモンド号」、石炭の別名ですね。
写真を撮るなら建物が逆光にならない午前中がいいと聞いていたので、最初は22日の午前中で予約を入れていました。その後、初日にクルーズを済ませてしまった方が2日め以降の観光の効率がよいと考え直して20日の午後に変更してもらいました。結果的には変更してよかったです。まさか台風が来るなんてね。
受付で支払いと誓約書を提出
こちらが受付。乗船料3,600円と施設使用料300円を支払い、誓約書を提出します。
誓約書はその場で記入すると受付が混雑する原因になるので、事前に用意しておくとよいと思います。私は公式サイトから誓約書(PDFファイル)をダウンロードして記入しておきました。
ドックにはイージス艦が入港中
乗船を待っていると観光バスが1台やってきて、30人くらいわらわらとバスから乗客が降りてきました。どうやら一緒の船に乗るようです。
いよいよ乗船開始です。2階のデッキは屋根がないため1階の船室に席を取りました。このベンチタイプの座席に3、4人が座ります。行きは右側、帰りは左側に座るのがオススメだとスタッフのおじさんが案内していました。14時予定通りに出航。
ガイドさんのアナウンスが流れる中、船は長崎港を進んでいきます。三菱重工業長崎造船所には海上自衛隊の護衛艦(イージス艦)DDG-173「こんごう」とDDG-178「あしがら」が入港中。世界遺産登録されている第3船渠でメンテナンスに入るそうです。
大日本帝国海軍が建造した最後の戦艦「武蔵」もここで建造されました。
高島に上陸 、資料館で炭鉱の歴史を学ぶ
外海へ出ると船はスピードを上げました。揺れるという噂でしたが高速航行している間は大きな揺れもなく快適です。約40分で高島ターミナルに到着しました。ここは700人ほどが暮らす有人島です。かつてはこの島にも炭鉱がありました。その様子は石炭資料館に展示されています。
軍艦島の模型。 島での見学ポイントは3ヶ所しかありませんので、ここで全体像を見ながら島の説明を受けます。
炭鉱の所有者だった三菱の創始者岩崎弥太郎の像。弥太郎さん、何を指さしているのでしょう?
20分ほどの短い見学の後、ターミナルに戻ってきました。再び乗船して軍艦島に向かいます。今度は島の姿がよく眺められるように2階のデッキに席を取りました。
「公園、火葬場、墓地といった施設は軍艦島にはありませんでした。それらの役目を担ったのがこの中ノ島です。」ガイドさんの説明があります。そして中ノ島の向こうに見えるのが…
軍艦島です。
軍艦島が視界に入ったときデッキ上に言葉にならないどよめきがおこりました。船内のざわつき加減が写真から伝わるでしょうか。