バルセロナから公共交通機関を利用して約90分、日帰り観光客で混雑する時間帯を避けて1泊2日でモンセラットへ行ってきました。
聖地モンセラット
カタルーニャ語でのこぎり山という意味を持つモンセラット Montserrat はモコモコした奇岩が連なる独特の景観を持っています。またモンセラットの山の麓、海抜720mの位置に建つサンタ・マリア・デ・モンセラット修道院 Abadia de Montserrat は、サンティアゴ・デ・コンポステーラと並ぶスペインの2大聖地として人々に知られています。
移動手段は2種類
モンセラットへはカタルーニャ公営鉄道(FCG)を利用して行きます。
バルセロナからの移動手段は2通りあります。どちらもまずエスパーニャ広場 Plaça Espanya の地下から電車に乗り途中で乗り換えますが、移動手段によって降りる駅が違うので注意が必要です。
鉄道→ロープウェイ
ロープウェイ(Aeri 英語:Cable Car)で行く場合は Aeri de Montserrat 駅で下車。
鉄道→登山鉄道
登山電車(Cremallera 英語:Rack Railway)で行く場合は Monistrol de Montserra 駅で下車。
エスパーニャ広場へ
エスパーニャ広場まで地下鉄で移動した場合は、そのまま地下道を歩いて行けますので乗換が楽かもしれません。私は近くに居たので徒歩で行きました。
アレナスの前から地下へ降り、案内標識に従って駅へ向かいます。
切符を買う
4ヶ国語対応の券売機でモンセラットまでの往復切符を買います。チケットの種類がいくつもあるので間違えないように注意しないといけません。
特に乗り換えた先の
- ロープウェイ(Aeri 英語:Cable Car)
- 登山電車(Cremallera 英語:Rack Railway)
この2つを間違えないように。私は登山電車で行くことに決めていました。
他にチケットを買う人が居なかったせいか、券売機の横に居た係員の方が簡単な英語で私に質問しながらサクサク機械を操作してくれます。
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自分で操作することなく、間違えることもなくチケットが買えました。支払いは現金とカードの両方使えます。
電車に乗る
モンセラットへ行くにはR5号線マンレサ Manresa 行きの電車に乗ります。ホームが1段低くなった3・4番線からの発車です。
ホームで電車を待つ人は数えるほどしか居ませんでした。さすがにこの時間からモンセラットへ行く人は少ないのでしょうね。13:36発の折り返しの電車に乗って待つこと数分、予定通りに発車しました。
途中右側の窓からはモンセラットの岩山が見えます。前日サン・サドゥルニ・ダノイア行きの電車からすでその姿を見ていたので、あまり新鮮な驚きはありませんでしたがやはり見入ってしましました。
乗り換える
エスパーニャ広場駅から約1時間で Monistrol de Montserra 駅に到着、電車を降りました。進行方向に向かってホームを歩いていくと登山電車の待つホームがありました。乗り換えはとてもスムーズです。
1番前の車両に乗りました。後方の車両こそぽつぽつ座席が埋まっていましたが、前方に行くほど人の姿はなく空いていました。
途中大きなパーキングのある駅に止まり、最後に山頂駅に到着します。
登山電車は進行方向左側の席がオススメです。右側は山肌しか見えませんが、左側ですと電車が山を登るにつれて眼下に広がる景色を眺めることができます。
途中駅で乗ってくる人もまばらで、お昼過ぎのこの時間帯は完全にオフピークです。
ひとつ心配なのはお天気。雲がどんどん広がってきています。山頂はもっと曇っているのかもしれません。
モンセラットに到着
15:08モンセラットに到着しました。
登山電車山頂駅。しっかり着込んできましたが、さすがにここまで上がってくると少し肌寒いです。登山鉄道はモンセラット修道院のすぐ下に到着するので、駅舎を出るなり大聖堂の姿を見上げることができます。
インフォメーション横の階段を上がり大聖堂へ。やはりスーツケースを預けてきて本当によかった。こういう場所では身軽なのが1番ですね。
階段を上がりきって大聖堂前の広場に出ました。まるで大聖堂を押し潰すかのように背後に迫る奇岩の姿に圧倒されます。