GWのオランダ旅行に続いて、またしてもソウル発ワルシャワ行きLO98便に搭乗です。前回利用してとても気に入ったから…という訳ではありません。チケットが安価だったというシンプルな理由です。
搭乗開始
前回と同じ23ゲートからの出発です。おしゃべりに興じるスタッフが2人。向かって右側がエコノミークラス、左側が優先搭乗の列です。到着便の遅れなのか、搭乗開始時刻は出発予定時刻10分前の10:45とアナウンスされました。
キャビン
ようやく搭乗開始となり機内へ。空調の効き具合がイマイチのようで、キャビンの中はむっとするような暑さでした。
B789のビジネスクラスは2-2-2のアブレストで4列、全部で24席です。
シート
パーテーションが引き出せるとはいえややプライバシーに欠けますし、窓側の座席はダイレクトに通路にアクセスできないのがマイナスポイントですね。しかしスタッガードタイプに比べるとシートの幅が広く、前後がゆったりしているので閉塞感はありません。
座席の上にシーツ・枕・ブランケット、そしてアメニティポーチが用意されていました。
ややくたびれたフットレスト。LOTポーランド航空はB789が6機、B788が8機という機材数で長距離路線をやりくりしているのですから、当然どの機体もフル稼動で飛んでいるのでしょう。
テーブルがきちんと閉まりきらず半開きになったままなのも、機体が酷使されていることを雄弁に物語っています。お疲れ様。
サイドテーブルにはコースター代わりの紙ナプキンとウェットティッシュがあらかじめセッティングされていました。
アメニティ
アメニティポーチのデザインが変わっていました。前回は正方形に近い形で色はブルー、今度はグレーとベージュのツートンです。(しかし相変わらずイケてない!)
開けてみると内容にも少し変化が。アイマスク・歯ブラシ・靴下・耳栓の他にマウスウォッシュ・爪やすり・クシが増えています。
歯ブラシ・マウスウォッシュ・爪やすりは使うことにして、あとはポーチの中に戻してそのまま放置。
ウェルカムドリンク
やがてウェルカムドリンクが乗ったトレイを持ったクルーがやってきました。ドリンクは4種類。
- スパークリングワイン
- シャンパン
- オレンジジュース
- スティル・ウォーター
シャンパンの他にスパークリングワインがあるのが珍しいですね。でもやはりここはシャンパンをいただきます。
ピノ・ノワールとシャルドネのブレンドでごく標準的な辛口。どんなお料理にも合いそうです。しばらくしてからカナッペのサービスがありました。
クルー
ビジネスクラスのクルーはすべてポーランド人とおぼしき欧米系白人、当然キャビンの中の公用語は英語です。ただひとりだけアラレちゃんのようなメガネを掛けた女性クルーが韓国語を話していました。ソウル発の便ですから韓国人の搭乗客に配慮しているのでしょう。
ただこのアラレちゃん、私のことも韓国人と認識したようです。まあ、欧米人からすれば韓国人と日本人の見分けがつかないのも当然でしょう。なにやら韓国語で話しながら、ポーランド語と英語のメニューの他に韓国語のメニューも配って行きました。
そして食事のオーダーを取りにやってきた時もにこやかに韓国語で話しかけてきます。
べあとりす:「すみません、私は日本人なの。英語でお願いします。」
アラレちゃん:「あら!大変失礼しました。」
べあとりす:「大丈夫よ。問題ありません。」
ようやく英語での会話が成立して無事オーダーができました。
そうこうしているうちにビジネスクラスの座席もほぼ埋まって空席は4席だけになりました。予定より1時間近く遅れて11:52ドアクローズ。
ドリンクサービス
シートベルト着用サインが消えてまもなく、ドリンクのサービスが始まりました。
ワインのリストはシャンパーニュが変わっていた以外は、前回搭乗した時と変わりはありません。
- シャンパーニュ×1種
- 白ワイン×3種
- ロゼワイン×1種
- 白ワイン×3種
- デザートワイン×1種
シャンパンはいただいたので、ポーランドの白ワインをお願いしました。
Solarisとはラテン語で太陽のことだそうです。桃や梨のような香りがして味わいはフルーティー、しかし香りから受けるような優しい味ではなくもっと強く骨太な感じのワインです。ポーランド産のワインは初めてですがなかなかおいしいと思いました。
朝食
前菜。
- エビとホタテのわさびマヨネーズ
- マグロのたたき、コチュジャン付
- 季節のサラダ
エビとホタテはたっぷりレモンを絞り、マグロのたたきはコチュジャンをつけずに添えてあったオーロラソースで。そしてドリンクはひきつづきSolarisを。
3種類から選べるメインのお料理は韓国スタイルをチョイス。
- エビ・イカ・タラの炒め物
- 白米
- キムチ
- わかめスープ
白米が少し固い感じでしたが、概ねおいしくいただけました。
デザートワゴン。前回のフライトではチーズとケーキ両方食べて到着早々具合が悪くなったという、苦い思い出があるのでアイスクリームだけお願いしました。
ハーゲンダッツのバニラ。スプーンがない…と思ったら蓋の裏側に付いていました。 アイスクリームを食べている最中ですが、ポーランドのチェリー・ウォッカを勧められたので遠慮なくいただきました。甘くておいしかった。アイスクリームにかけてみてもよかったかも。
最後はカプチーノ。コーヒーマシンが搭載されているようで、エスプレッソやマキアートなどもオーダーできます。
機内エンタメ
ディスプレイのサイズは15.4インチ。言語設定は8ヶ国語対応です。
- ポーランド語
- 英語
- フランス語
- ドイツ語
- ロシア語
- 韓国語
- 中国語
- 日本語
映画の種類は多いものの新作は少なかったです。 日本語訳がなかったので英語字幕で「アベンジャーズ/エンドゲーム」を観ていました。
アイアンマン好き(というよりロバート・ダウニー・Jr. が好き)としては彼の命が尽きてしまったのが悲しいです。
そして個人的にいいなと思ったのが、このワルシャワ空港でのトランジットの案内ビデオ。
- 英語
- ポーランド語
- 日本語
- ロシア語
- 中国語
5ヶ国語対応で判りやすくまとめてありました。
昼食
2回めの食事はトレーでのサービス。
メインは豚肉のプルコギかサーモンステーキの2択だったので迷わずサーモン。米粒状のパスタ、リゾーニはサフランライス風。サイドメニューは
- 牛肉のカルパッチョ
- 韓国風チキンサラダ
- キムチ
そしてデザートは甘いレモンケーキ。ドリンクは再びSolarisをいただきました。
食後はストレートコーヒー。そしてプラムがひと粒まるごと入ったチョコレート、Śliwka Nałęczowska が配られました。これ、甘酸っぱいのがおいしくてお気に入りなのです。
機内で配られるのは1個だけ、ちょっと物足りない。ワルシャワのLOTラウンジに置いてあるはずなので到着したら追加で食べよう。
14:29ほぼ定刻にワルシャワ・ショパン空港に到着しました。遅れは取り戻したのか、それともフライト時間に折り込み済みなのか。帳尻はしっかり合わせたようです。
フライトデータ
航空会社:LOTポーランド航空
便名:LO98
搭乗日:2019/08
路線:ソウル→ワルシャワ
機体記号:SP-LSA
機材:Boeing 787-9
座席番号:1A
搭乗クラス:ビジネス